후리가나로 읽는 일본 고전
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うきぐも
浮雲
二葉亭 四迷
二葉亭 四迷의 浮雲(うきぐも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,980자 · 222화면
初の程はお政も不審顔をしていたが、慣れれば、それも常となッてか、後には何とも思わぬ様子で有ッた。
そのうちにお勢が編物の夜稽古に通いたいといいだす。編物よりか、心易い者に日本の裁縫を教える者が有るから、昼間其所へ通えと、母親のいうを押反して、幾度か幾度か、掌を合せぬばかりにして是非に編物をと頼む。西洋の処女なら、今にも母の首にしがみ付いて頬の辺に接吻しそうに、あまえた強請るような眼付で顔をのぞかれ、やいやいとせがまれて、母親は意久地なく、「ええ、うるさい! どうなと勝手におし」と賺されてしまッた。
編物の稽古は、英語よりも、面白いとみえて、隔晩の稽古を楽しみにして通う。お勢は、全体、本化粧が嫌いで、これまで、外出するにも、薄化粧ばかりしていたが、編物の稽古を初めてからは、「皆が大層作ッて来るから、私一人なにしない……」と咎める者も無いに、我から分疏をいいいい、こッてりと、人品を落すほどに粧ッて、衣服も成たけ美いのを撰んで着て行く。夜だから、此方ので宜いじゃないかと、美くない衣服を出されれば、それを厭とは拒みはしないが、何となく機嫌がわるい。
お政はそわそわして出て行く娘の後姿を何時も請難くそうに目送る……