후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
かせいのまじゅつし
火星の魔術師
蘭 郁二郎
蘭 郁二郎의 火星の魔術師(かせいのまじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 151,120자 · 302화면
てしまった。
それは全く、素晴らしい芸術の極地のように思われた。
ずたずたに切られ、夢のように拡大された頸、乳、臍の中には、山も川も、森も谷も、そして風の音も、総てが油然と混和されて、ぞよぞよと息づいているのだ。
――洵吉の烈しい動悸が、シーンとした部屋のうちにひびくと、ぽつんと隅の方で、黙って寺田の様子を見ていた水木は初めて薄く笑いながら、話しかけた。
四
「寺田君、バカに気に入ったようだな……。どうだい今日はもう遅いから、泊って行かないか、ここは僕一人だから気兼ねなんかないよ」
水木にそういわれ、はじめて、気がついて硝子越しに庭を見ると、妙に白けた月光の中にはもうねっとりとした闇が澱んで、真黒な風が、硝子戸の外を、蹌踉ていた。
「とにかく、もう遅いよ、よかったら叔父さんのところを引払って、ここで手伝ってくれないか、そうしたまえ、君も、いつまで叔父さんのところへいるつもりでもないんだろう、――写真もすきらしいし、恰度いいじゃないか」
そういって、水木は、真赤な唇を薄く結び、返事をせかすように、洵吉の顔を見詰めるのだった。
(叔父さん……)