후리가나로 읽는 일본 고전
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かせいへいだん
火星兵団
海野 十三
海野 十三의 火星兵団(かせいへいだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 307,889자 · 618화면
32 はいって来た者
32 はいって来た者
新田先生が、火星人の申出を、うんと言ってきかないので、丸木は、とうとうおこってしまった。
丸木は、うしろをふりかえって、奇妙な声をあげて、両手を、頭のうえで振った。
それが、合図であったらしい。うしろに集って、丸木と新田先生との話を、熱心に聞いていた火星人たちは、一時に立って先生に向かって来た。
「な、なにをするっ」
先生は、近よる火星人たちを、しかりつけた。
しかし、相手は大ぜいであり、こっちは一人である。もうどうすることも出来なかった。あっという間に、先生は、両手両足を、火星人たちに取られて、真暗な奥の方へ、引きずりこまれてしまった。そうして、やがてどさりと柔かい土の上に、なげだされた。
「あっ、いたっ!」
先生は、腰骨のところを、したたかに打って、痛さのあまり、しばらくは、呼吸が出来ないほどだった。
先生は、ぐったりとして、地上にへたばったまま身動きさえしなくなった。
それから、どのくらいたったか、わからない。そのうちに、先生は、ふと、眠りから、目ざめた。冷たい、ひやりとした土が、先生に、
(さあ、しっかりして下さい、先生)