일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ろうごくのはなよめ

牢獄の花嫁

吉川 英治

吉川 英治의 牢獄の花嫁(ろうごくのはなよめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,213자 · 325화면

아오조라 문고

陽がのぼる。陽炎が立つ。

旅は、朗らかであった。

西――一乗寺より白河を経て京都へ。東――叡山道を越えて大津東海道口に至る。

所々にある道標の石をたよりに、彼女は、中山越の峰にかかった。

「オオ! 佳い見晴らしだこと」

だいぶ登って来たので、冠り手拭いの下のおくれ毛が、花の露ほど、微かな汗を含んでいた。

ほっと、深い息を吸い入れながら、彼女は、風に向って、眼を細めた。――その眼は、何かを笑っているように。

すると!

うしろの灌木の葉がガサッと動いた。――ぎょッとして、振り顧った玉枝の眼は、そこから躍り出した男を見るや否、

「あっ! いけないッ」

と、叫んだ。

ほとんど、倒れんばかりな驚き方だった。

ぽーんと、男の影へ向って、菅笠と杖とを投げつけるが早いか、狼狽して、ざざざッと、道もない崖へ逃げ下りた。――いや! 転げ落ちたと言った方がいいくらいに。

その上から、びゅッと、烏蛇のような、黒い捕縄が躍ッて行った。

「玉枝ッ――御用だ!」

男は、波越八弥であった。

「あッ」

玉枝の体は、崖の中腹に転がっていた。猟師のように、跳びかかッて行った八弥は、欣ばしさの余り凱歌をあげて、