일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ろうごくのはなよめ

牢獄の花嫁

吉川 英治

吉川 英治의 牢獄の花嫁(ろうごくのはなよめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,213자 · 325화면

아오조라 문고

逃げる夜雲雀

オ、波越も横丁から出て尾けて行った。あのすがたでは唖も気がつくまい」

と、少し安心していたが、そのうちに何を見て驚いたのか、

「ややっ!」

と、東儀与力は絶叫して、そこから辷り落ちそうになった。

逃げる夜雲雀

彼が、愕然としたのは何だろうか?

東儀与力として、それを驚かずにいられるものではない。なぜかならば、不意に牢を出されて、夢みるように歩いてゆく唖男の影が、ひろい草原を斜めに抜けて、向うの片側町の灯を見ながらのろのろと進んでゆくとすぐに、頭巾をかぶっている一人の女が、すっと、草むらから伸び上がったのである。

そして、ちょうど近所に住む者が、買物にでも出るように何気ないさまをして、唖男のそばを摺り抜けて、彼の背中へ、手でもふれようとしているらしいが、屑屋と非人の眼が光っているので、怪しまれてはと、しきりに苦心をしているらしい様子。

そのうちに、ひょいと振り顧って、塀の上から見送っている東儀与力の首に気がつくと、いかにもぎょッとしたように、小走りに横へ駈け出したのである。

オオその夜目にもわかる白い顔よ。

きょうもきょうとて鶉坂の老先生の庭で、ちらと見たあの花世にそっくりな輪廓だ。