일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ろうごくのはなよめ

牢獄の花嫁

吉川 英治

吉川 英治의 牢獄の花嫁(ろうごくのはなよめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,213자 · 325화면

아오조라 문고

また、つい二、三日前には、拷問倉の窓から唖男の吟味をのぞきこんでいた、あの妖美な顔ではないか。

「畜生ッ」

そのまま、ひらりと、東儀与力は塀の外へ跳び降りたのであった。

唖男の鈍重きわまるのにひきかえて、女はまた怖ろしく鋭利な感覚と、すばしッこい動作力をもっている。

――来た! と気がつくと女はすぐに目的をあきらめて、元来た草原の小道をススススッとまるで低く飛ぶ雲雀のように。

「うぬ、今夜こそは」

と、東儀与力もまた、歩速のあらんかぎりを出して、つんのめるように追い駆けた。

男の歩速と、女の歩速――

またたくまにその距離は迫ったけれど、もう一歩という所で、女は、混み入った裏町の露路へまぎれこんでしまった。

うす暗い職人町の露路を、彼の眼がせわしなく光って、隈なく歩き廻っていたが、どうしても、姿が見あたらない。

そのうちに、川端へ出た。

右手をふり向くと、京橋口の大通りの灯がチラチラ見える。ああいう敏捷な女だから、かえってこっちの裏をかいて、明々と町家の灯が往来を照らしている中を、洒然とあるいているかも知れない。

こう考えて、彼は、仲通りを大股にあるき出した。