일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ねこののみとりぶし

猫の蚤とり武士

国枝 史郎

国枝 史郎의 猫の蚤とり武士(ねこののみとりぶし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,496자 · 368화면

아오조라 문고

「そう。それじゃア行ってもいいよ」

菊女は涙が出そうになった。

それを笑いにまぎらせて、主膳と一緒に玄関へ出た。

とすぐに番頭や大勢の女中が、バタバタと玄関へ送って来た。

「あのお出かけでござりまするか」

「お城下の夜景を見に参る」

「ごゆっくりご見物なさりませ」

――で菊女は供のように、主膳を連れて往来へ出た。

旅籠の格子戸の一所へ、素早く眼をやってチラリと見た。

藁しべがこっそり結び付けてあった。

互いに連絡をとるために、泊まった旅籠へ藁しべをつける。――と云うことになっていたからであった。

往来の人通りはまばらであった。

少しく夜が更けたからである。

でも六万一千石、井上河内守様のお城下なので、宵は相当賑わうのであった。

往来の一所に着流し姿――みすぼらしい猫の蚤とり商売、それに姿をやつしたところの、鵜の丸兵庫が佇んでいた。

で、菊女と主膳とは、そっちへ向かって歩いて行った。

と、兵庫も歩き出した。

こうして三人肩を揃えたが、風采が全然身分違いであった。知己と見られては疑がわれるだろう。で、三人は素知らぬ様子で、行きずりの人のように振る舞いながら、小声で忙しく囁き合った。