후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ねこののみとりぶし
猫の蚤とり武士
国枝 史郎
国枝 史郎의 猫の蚤とり武士(ねこののみとりぶし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,496자 · 368화면
黄金の島
細字で認めた部厚い書面と、一葉の地図とがあらわれて来た。
地図は島の地図であった。
「地図!」
「まあ……」
「地図とは妙だ」
「そうとも恋文に地図があるなんて」
「これは尋常の恋文ではない」
「読んでみよう、面白くなって来たよ」
二人は顔を一つに集め、松平伊豆守の書面に見入った。
読んで行く二人の顔の表情は、刻々に微妙に変化した。
最初は二人ながら微笑した。
甘い昔の追憶の情と、地位高い幕府の老権臣が、長く心に持っていたところの、恋慕の感情とが細々と、文字に書かれてあるからであった。
が、にわかに二人の顔は、真面目になり好奇的になった。
黄金の島
その書面の内容というものは、
伊豆守が壮年であった頃、京都にしばらく滞在していた。そうしてその時代に鷹司家から、一方ならぬ懇情を受けた。そうして簾子姫とはわけても親しく、絶えず逢い絶えず話し合った。
その頃のなつかしさ今に忘れず、その後もどうあろうかと心にかけていた。……
などということを情こまやかに、縷々とした文体で認めてあり、さらにそれから一変し――
「その頃あなた様(簾子姫)には、怪奇な冒険的な幽幻な、物語を聞くことを好まれました。