일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ねこののみとりぶし

猫の蚤とり武士

国枝 史郎

国枝 史郎의 猫の蚤とり武士(ねこののみとりぶし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,496자 · 368화면

아오조라 문고

「まずまずゆっくりお話しなされ」

壮麗な書院へ卿を招じ、茶菓を出し打ちくつろぎ、親友同志でもあるかのように、伊豆守は歓待した。

「何んとお礼を申してよいやら、まこと今回は伊豆守殿には、分外のご厚情にあずかりまして、忝けない儀にござります」

豊かな頬、広い額、おだやかな眼の姉小路卿、外交に慣れた柔かい調子で、いかにも嬉しいといったように、こう云って改めて会釈をした。

「お互いに安堵いたしましたよ」

伊豆守は朗かに云った。

伊豆守も老境であった。もう六十歳を過ごしていた。

しかし元気は壮者をしのぎ、頭脳も今に明晰であった。

それに京都の殿上人たる、姉小路卿などとは事かわり、生きた日本の政治に参与し、永らく執政にいた人だけに、鋭さは遙かに上であった。

容貌なども引き締まっていて、切れ長の眼、薄い唇、険しいまでに高い鼻など、寸分の隙さえ見られなかった。

「いよいよ明後日ご出立かな?」

と、何気ないように伊豆守は訊いた。

「さよう」

と姉小路卿も何んでもないように云った。

「あの地のどなたかにご伝言でもござらば、お伝えいたすでござりましょう」

「忝けのうござる、では一つ……」