후리가나로 읽는 일본 고전
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げんだいにほんのしそうたいりつ
現代日本の思想対立
戸坂 潤
戸坂 潤의 現代日本の思想対立(げんだいにほんのしそうたいりつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 125,540자 · 245화면
尤もこの調査会は東北の貧窮を振興する会で、東北の貧窮を救済するというようなケチな会ではないというなら、それまでだが。――某紙の調査を借りるならば、道府県の地租付加税は全国平均国税一円に対して一円三十三銭六厘に当っているそうだが、処が東北六県ではそれが一円四十銭から一円六十銭に当っているということだ。東京地方や大阪地方では三十七銭から四十八銭という低率であるのに。
農村高利貸しのために低金利の融通を円滑にしてやるのもいいだろう。安い電力を供給してやりながら一儲けするのもいいだろう。だが東北振興調査会は、たとえば東北地方の租税問題などには一向触れようとしないのである。ただし大いに振興して、租税を大いに上げようとでもいう腹なら、話しはわかるのであるが。
しかし仮に租税問題について、東北農村の利益を充分考慮したにしても、それで以て東北の農民そのものの貧窮は、決して根本的に救済されるのではない。納税を免れたからといって、貧農や小農や農村労働者が、地主や農村資本家に浮び上れるわけではない。――しかしだからといって「東北振興」の問題を、太陽の黒点と気象との研究に任せろというのではない。