일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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げんだいにほんのしそうたいりつ

現代日本の思想対立

戸坂 潤

戸坂 潤의 現代日本の思想対立(げんだいにほんのしそうたいりつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 125,540자 · 245화면

아오조라 문고

一八 義金と予算

(一九三五・九)

一八 義金と予算

私はかねがね、年の暮れを一種悲愴なものと感じている。商人達はちょうど深夜の娼婦のように、あらん限りの媚態でもって、必死になって客を漁ろうとしている。ウカウカと伊達に買物などするのが恐ろしくなる程に、商売は真剣なのだ。

しかし悲愴と感じる理由は、こうした一種の観客的な反省によるばかりではない。ジンタバンドの喇叭の音や鉢巻きをした店員の絶叫や下駄の音から来る効果だけではない。なにより耳につくのは、救世軍の士官達の甲高く弱々しいうめき声なのである。私はこれを聞くと、本当にウカウカと伊達に買物などするのが、神様の前に、空恐ろしくなるのである。

しかし三四年の十一月の街頭は、年の暮れ以上に悲愴なものがあるではないか。都下の方々の私立大学生や女学生達が、凶作地方の農民のために「不幸」な人達のために、下げたことのない頭をペコペコ下げて、甲高い弱々しいうめき声を吐き出している。私は銀座にあった古本の陳列を見に行ったのだが、このうめき声に脅迫されてスッカリ書籍購入の元気を失ってしまった。そうかといって余分の小遣いのないわれわれは、一つ一つのうめき声に一つ一つの銭を入れて行くことも出来ないので、思いがけないところで、良心の呵責と遭遇する羽目に陥ってしまったようなわけだ。