후리가나로 읽는 일본 고전
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げんだいにほんのしそうたいりつ
現代日本の思想対立
戸坂 潤
戸坂 潤의 現代日本の思想対立(げんだいにほんのしそうたいりつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 125,540자 · 245화면
なのだ。
検閲の「合理化」と職業組合の結成とが一つづきであることは、美術家や文士や映画ファンには少し気の毒ではあるが、万才(漫才)協会というものに一等よく現われている。警視庁では万才の台本を検閲しようと企てているのであるが、当業者は万才の特殊性を挙げて万才が決して画一的に予定のコース通りに行くものではないので、検閲は困難だという意見であった。
そこで当局は関東方面の万才を打って一丸として、万才協会を造ってはどうかと提案した。無論阿諛的で事大的な万才達は一も二もなく之に賛成せざるを得なかった。凡そ職業組合の結成に反対する理由は、ここでも無論あり得なかったからだ。だが検閲かそうでなければ、職業組合か、という文化統制の一つの秘密は、上調子の万才達には気がつかなかったのである。他の文芸的、芸術的、万才家達にも気がつきにくいのだから、無理もないことだ。――文化的職業組合の結成必ずしも検閲の強化=合理化の伏線とは限らぬ、と反対する人がいるかも知れない。だが当局肝煎りの組合結成には文化統制(検閲がその原型)以外の目的がある筈はない。そして逆に文化統制の必要のない処には、即ち文化圏外の世界では当局は必ずしも組合結成主義を採用しているとは限らないのである。