일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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げんだいにほんのしそうたいりつ

現代日本の思想対立

戸坂 潤

戸坂 潤의 現代日本の思想対立(げんだいにほんのしそうたいりつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 125,540자 · 245화면

아오조라 문고

吏道がそんな道徳的観念ではなくて、実は一つの運動の名であることを、内務省はなぜ卒直に告白出来ないのだろうか。

非常時に於ける美談などが、決して吏道真髄の発揚ではないのだ。内務省による吏道の発達は例えば警視庁の改組問題(強力警視庁案)の内にこそなかったか。全国特高網の拡大強化要求(百五十万円)の内にこそなかったか。そしてこの種の要求が他でもなく、正に二・二六事件からの反作用(単なる結果ではない)であることを、世間では云うまでもなく見逃さない。で、つまり内務省の新しい吏道、或いは吏道の内務省による新しい観念は、恰も現象という、一つの政治的動向のことなのだ。それが「作用運営」というような事務的、政務的、乃至、行政的な働き「のみに於て完きを期し難い」と声明された、吏道の謂だ。行政という政治一般的な働きが一つの特定特殊の政治的動向を取らねばならぬということが、吏道の吏道たる所以だったのである。

武官官僚は所謂広義国防の建前を以て所謂官吏を強制した。夫がその後の行政事情だ。この刺激に反発して、所謂官吏はみずからの吏道の必要を認識し出したのだ。――ただ内務省的吏道は、吏道にとってのこの刺激を忘れるか匿すかして、専ら人民をばかり大向にしてみずからの承認を迫っているように見える。