후리가나로 읽는 일본 고전
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せいかつといちまいのしゅうきょう
生活と一枚の宗教
倉田 百三
倉田 百三의 生活と一枚の宗教(せいかつといちまいのしゅうきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 69,276자 · 137화면
魂の遍歴
そのものの絶対的権威である。つまり絶対的の価値である。自然であるとか、本然であるとかいうような相対的なものでなく、絶対的価値、宗教的価値である。そうして信仰というものはこの価値を自覚すること、これに気がつくことであります。つまり自分が如来であるということに気がつくことであります。これがほんとうの自分の思うがままの自由な自覚でありまして、そこに一たび立ちまして、そうして何物も恐れない立場から、したがってまた自由な立場から、はじめて振り返って、こんどはこの世界の差別のありさまをみる。そのときの客観的状況はいろいろに変化しておりますけれども、絶対的権威の立場から活動するときに、はじめてそのものは付け焼刃でなく、ほんとうの心からなる活動ができると思うのであります。
魂の遍歴
しかしながらそういうように無条件の状態に自分の生命がないということは、これはつまりそれだけの自分の心と生活とが、それだけの遍歴をしなければそうなる事ができないということになります。それでありますから、じつは私のもっている信仰というものは若い人にはわかりにくいのであります。一方からいえば残念でありますけれども、すくなくとも三十をすぎた、人間の心の裏表とか、自分がこれまでにたよって、それをたよるにたりなかったとか、あるいは恋愛をしてつまずいたとか