일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんじゅふじん

真珠夫人

菊池 寛

菊池 寛의 真珠夫人(しんじゅふじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 289,296자 · 578화면

아오조라 문고

三十年近い間の、閣下の御清節が、報われないで了ると云うことは、余りに不当なことですから。……いやどうも、閣下のお顔を見ると、思わずこうした愚痴が出て困ります。いや、実は本日参ったのは、一寸お願いがあるのです。」

そう云いながら、その男は立ち上って、応接室の入口に、立てかけてあった風呂敷包を、卓の上に持って来た。その長方形な恰好から推して、中が軸物であることが分っていた。

「実は、之を閣下に御鑑定していたゞきたいのです。友人に頼まれましたのですが、書画屋などには安心して頼まれませんものですから。是非一つ閣下にお願いしたいと思うたものですから。」

瑠璃子の父は、素人鑑定家として、堂に入っていた。殊に北宗画南宗画に於ては、その道の権威だった。

「うむ! 品物は何なのだな。」父は余り興味がないように云った。書画を鑑定すると云ったような、落着いた気分は、彼の心の何処にも残っていなかったのである。

「夏珪の山水図です。」

「馬鹿な。」父は頭から嘲るように云った。「そんな品物が、君達の手にヒョコ/\あるものかね。それに、見れば、大幅じゃないか。まあ黙って持って帰った方がいゝだろう。