후리가나로 읽는 일본 고전
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しんじゅふじん
真珠夫人
菊池 寛
菊池 寛의 真珠夫人(しんじゅふじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 289,296자 · 578화면
今日なんかもう可なり暑いのですもの。」
「妾、何処だっていゝわ。貴女のお好きなところなら何処だっていゝわ。」美奈子は、慎ましくそう云った。
「軽井沢は去年行ったし、妾今年は箱根へ行こうかしらと思っているの。今年は電車が強羅まで開通したそうだし、便利でいゝわ。」
「妾箱根へはまだ行ったことがありませんの。」
「それだと尚いゝわ。妾温泉では箱根が一番いゝと思うの。東京には近いし景色はいゝし。じゃやっぱり箱根にしましょうね。明日でも、富士屋ホテルへ電話をかけて部屋の都合を訊き合せましょうね。」
そう云って、瑠璃子は言葉を切ったが、直ぐ何か思い出したように、
「そう/\、まだ貴女にお許しを願わなければならぬことがあるの。女手ばかりだと何かに付けて心細いから、男のお友達の方に、一人一緒に行っていたゞこうと思うの。貴女、介意わなくって?」
「介意いませんとも。」美奈子はそう答えた。もし、昨日の美奈子であったら、それをもっと自由に快活に答えることが出来たであろう。が、今の美奈子はそう答えると共に、胸が怪しく擾れるのを、何うともすることが出来なかった。
「温和しい学生の方なの。