후리가나로 읽는 일본 고전
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いしかりがわ
石狩川
本庄 陸男
本庄 陸男의 石狩川(いしかりがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 253,535자 · 506화면
とりあえずもう煖を取らなければならない。
木立の下はもう夜であった。
次第によってはここにまた一夜を明かさなければならない。
別に相談するともなく、最も暗い木かげを探して進んで行った。雨風のあたりを少しでも避けたいためであった。里程にすれば何程でもないに拘らず、予測と実際のちがいは彼らの気持を重くしていた。わけても疲労の甚だしい戸田老人は日ごろの諧謔も出ずげっそりしていた。彼の穏かだった半生にくらべて、この二三年はあまりに激しい変りようであった。彼もまた空しく老いた身をぶつぶつとかこつのである。
しげり合った樹木の下まで来て、太い点滴の音をたしかめて立ちどまった。ここは一体どこのどの辺にあたるか。だが、ここからどんなに歩いたとしても、在るものは、山と谷と密林であろう。人家を求めることは出来ないのだ。自分らが人家を置こうとしては入って来た最初のものなのだ。
「火を焚け」と阿賀妻は命じた。
黙々として従いて来た人夫は、立木の根もとにばさりと背の荷をおろした。
「水を見付けて来よう、玉目どの」と彼はふいに誘った、「立っているのはよくない、貴殿らも薪など探して置いて下され、火が燃えだせば明るみが見えるであろう、それを目当てに立ちもどればよい」