일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

いしかりがわ

石狩川

本庄 陸男

本庄 陸男의 石狩川(いしかりがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 253,535자 · 506화면

아오조라 문고

彼らはそのあたりの崖を平にして第二の草盧を営んだ。

高倉祐吉は、草の香のむんむんするその出来たての小屋のなかで、測量隊の帰りを待っていた。ほとんど一晩中、まんじりともしないであらゆる物音に耳をすましていた。しかし遂に彼らは帰って来なかった。しんしんと冷えて来た夜半の巒気のなかで、勢いのおとろえた焚火を見つめながら、彼は何ということなしに、泣きたくなった。かなしいことが次々に思いだされた。彼の悲劇はあたらしかった。自害した父親の心境が判るような気がした。そこまで思い到ると彼にはもう怖しいものは何も無かった。血に染ってのたうっていた父親の呻きが哀しみになって切なく胸もとにこみあげるのだ。だらだらとなま温く涙が流れて来た。

彼のうるんだ視野に何か動くものがはいって来た。焚火を掻き立てて、その焔に照しだされた峡谷の闇をぼんやり眺めていた。待っている彼らでは無かった。彼らの代りに音も無く、その火の前を黄ばんだものが横ぎって行った。房々とした尻尾がひどくゆたかな穂のようにぴんと立って、それがついと闇に消えた。野の狐がまよいだしていたのであろう。

彼は銃を取ろうとした。