후리가나로 읽는 일본 고전
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いしかりがわ
石狩川
本庄 陸男
本庄 陸男의 石狩川(いしかりがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 253,535자 · 506화면
阿賀妻は昨日の経験で、名だけの本庁であるサッポロでの交渉が、ここでどういう取り扱いを受けねばならぬか、おおよその予想はついていた。おそらく、最初からのやり直しになるだろう。それを彼の主君は、じれじれと待ちあぐんでいるにちがいない。サッポロの判官によって直接彼の耳にしたそのものの賛意が、邦夷の脳裡にありありと刻しづけられている筈だ。その資金の廻付によって新たな前途がひらける。この基礎の上に立って、今回二度目の移住計画も立てられたのだ。
阿賀妻は最後に持ちだすべき言葉も腹のなかに用意して来た。お沙汰書に――向後、土地墾闢、人民蕃殖、北門ノ鎖鑰厳ニ樹立シ 皇威御更張ノ基ト可相成――とあり、黒田清隆の上書にもちゃんと明記されている、「開拓ノコト宜シク漸ヲ以テソノ成功ヲ責メ、官吏ヲ減ジ、煩擾ヲハブキ、仁政ヲ施シ、人心ヲ安ンジ、賦税ヲ軽クスルニアリ。諸藩支配ノ地コトゴトク之ヲ朝廷ニ収メ、奥羽寒冷ノ地ノ民ヲ移シテ、空隙ノ地ニミタスベシ、今、朝廷数十万が財ヲステ、開拓ノ資ニ供スルモ、得ルトコロ失フトコロヲ償ハズ。シカレドモ十数年ノ後、全道ノ富貴ハ内地トソノ隆ヲ比スルニ至ルベシ。