후리가나로 읽는 일본 고전
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いしかりがわ
石狩川
本庄 陸男
本庄 陸男의 石狩川(いしかりがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 253,535자 · 506화면
そこを拓けというのである。
いまや邦夷は家来に恃んでいることも出来なくなった。彼の肩にかかっている人々の気持を思えば、壮年の血が底鳴りをうつのであった。時に年齢三十五歳。世代の荒浪と擾乱の馳駆に揉まれて、十世のあいだ安泰につづいていたこの目立たない小藩主の血には、無視されたと知るたびに重く沈澱する意志があった。翌年三月、みずから七名の家臣をひきつれ、支配地授受のため折柄開庁した函館の仮役所に出向いた。頭書によって、ときの開拓判官は、「石狩国空知郡ノ内、ナエイよりナイまでの土地を分割」すると令した。同年四月である。直ちにその土地の引渡しを乞う。権少主典田中なにがしが現地立会人として派遣され同行することになった。同月二十四日オダルを発して二十五日石狩に着く。滞在三日のうちに準備をととのえて、同二十九日石狩を発す。一行の同勢は十人、外にアイヌども七人。彼らの案内によってイシカリ川を溯行した。途中、マクンベツ、ビトエ、ツイシカリ等々の土人部落に泊って、河口より十日目であった。その曠原が空知郡のナエイ。これが、あたえられた土地である。河口石狩の港を距る四十里――水路あれども運輸すこぶる困難なり――見た目に不可能と映った。