후리가나로 읽는 일본 고전
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けいばのいちにちについて
競馬の一日に就いて
菊池 寛
菊池 寛의 競馬の一日に就いて(けいばのいちにちについて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,018자 · 10화면
第十一競馬の本命
馬数が多いから多少はほかの馬にも票が割れるだろうなどと想像すると大間違いである。
しかもこのレースの結果は、エンターの惨敗に終ったのである。エンターの実力はこれ等の馬の中では断然一位ではあるかも知れない。しかしこのように馬数の多い時はレースの過程にどのような間違いが起らないとも限らない。エンターの敗因は別段馬数の多いために禍いされたわけでもなかったようであるが、馬数多いレースに対しては、そう考えてよい場合が屡々あるのである。とすると人気は一本かぶりでその上危険率が多い。莫迦らしいレースなのである。そうかと云って穴を狙えば、あっさりその本命の馬に勝たれてしまったりもする。だからこう云うレースには馬券に手が出しにくいのである。それが怪しい本命ではないにしても、勝って幾らの配当にもならず、万が一負けることでもあれば莫迦を見る。黙って見物しているに如くはない。
第十一競馬の本命
その日で最終の第十一競馬。もしもこれに確実な本命があるとすれば、恐らくその配当は他のレースに於ける確実な本命の場合よりも割のいい配当率になる。
中山三日目のユキオミのように、いくら確実な本命と云っても、ああまで確実さが一般に徹底してしまったような勝馬では、あの程度の払戻になるのも当然だが、普通の場合は、これが今日の馬券の最終だと云うので、