후리가나로 읽는 일본 고전
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すさのおのみこと
素戔嗚尊
芥川 竜之介의 素戔嗚尊(すさのおのみこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 42,917자 · 86화면
三十四
だからこの姿を発見した時も、彼は始は眼を疑って、高麗剣の柄にこそ手をかけて見たが、まだ体は悠々と独木舟の舷に凭せていた。
その内に舟は水脈を引いて、次第にそこへ近づいて来た。すると一枚岩の上にいるのも、いよいよ人間に紛れなくなった。のみならずほどなくその姿は、白衣の据を長く引いた、女だと云う事まで明らかになった。彼は好奇心に眼を輝かせながら、思わず独木舟の舳に立ち上った。舟はその間も帆に微風を孕んで、小暗く空に蔓った松の下を、刻々一枚岩の方へ近づきつつあった。
三十四
舟はとうとう一枚岩の前へ来た。岩の上には松の枝が、やはり長々と枝垂れていた。素戔嗚は素早く帆を下すと、その松の枝を片手に掴んで、両足へうんと力を入れた。と同時に舟は大きく揺れながら、舳に岩角の苔をかすって、たちまちそこへ横づけになった。
女は彼の近づくのも知らず、岩の上へ独り泣き伏していた。が、人のけはいに驚いたのか、この時ふと顔を擡げて、舟の中の彼を見たと思うと、やにわに悲鳴を挙げながら、半ば岩を抱いている、太い松の蔭に隠れようとした。しかし彼はその途端に、片手に岩角を掴んだまま、「御待ちなさい。