후리가나로 읽는 일본 고전
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びしょうじょいちばんのり
美少女一番乗り
山本 周五郎
山本 周五郎의 美少女一番乗り(びしょうじょいちばんのり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 73,583자 · 149화면
刀で脅かされていうことをきくような臆病者ではありません」
「黙れ、いう通りにすればいいんだ」
「刀をおしまいなさいッ」
金之助は大音に叫んだ。――ずんと腹の底へとおる声だった。慶太郎は一歩退りながら刀を鞘に納めた、その手はがたがたとふるえていた。
「伺いましょう、御用をおっしゃって下さい」
「その具足を脱いで、おれのと取替えるんだ」
「それから」
慶太郎はごくりと唾をのんだ。
「そ、それから、すぐに、敵の囲みを抜けて、岡崎へ行くんだ、援軍を頼みに」
「…………」
金之助の眼がきらりと光った。そして突然相手の腕を掴んで引寄せると、
「それはあなたが申しつかった役目ですね」
「いや、いやそれは」
「正直におっしゃい、あなたは自分で申しつかったけれど、敵陣を抜けるのが恐ろしいので私を身代りにやろうというのでしょう」
「頼む、頼む金之助、おれは、おれにはとても出来ないんだ、敵につかまった時のことを考えると、おれは、おれは怖くって……」
慶太郎が泣声で頼みいる有様を、金之助はじっとにらみつけていたが、
「よろしい、早く鎧をお脱ぎなさい」
「行ってくれるか」
「帰るまでどうしているつもりです」