후리가나로 읽는 일본 고전
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びしょうじょいちばんのり
美少女一番乗り
山本 周五郎
山本 周五郎의 美少女一番乗り(びしょうじょいちばんのり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 73,583자 · 149화면
四
で、自分の口から言った通り、下郎の猿真似としか思えぬ節が多い、――この男、果して下郎か? それとも名ある武士のやつしであろうか?……この謎は間もなく解ける時が来たのである。
それから四、五日経った――ある日、八重樫道場には門弟中の腕利きで、三羽烏と呼ばれる沼田軍十郎、黒板権六、石山弾兵衛の三人と、竜虎といわれる岡部五太夫、伊丹兵右衛門の両師範代が居並んだ。
上段に端坐した八重樫主水は、
「いずれも揃ったな」
と一座を見廻して、静かに白髯を撫しながら口を切った。
「今日、一同に改めて話すことがある。ほかでもないが儂も老年に及んで、一、二年このかたとかく体の工合が思わしくない。この調子では御家中への指南も疎かになる道理ゆえ、近く隠居をしようと考えるのじゃ、――それについて儂の跡目をどうするかだ」
四
五人の高弟は思わず膝を乗出した。
「承知の通り儂には娘が一人しかない。そこで、ただ今からここに集まった者五名で勝抜き試合をしたうえ、最後に勝った者へ古中条流の秘伝、忍び太刀、浮き太刀、飛電、小波、火竜――の組太刀、並びに極意を授け、また娘椙江とめあわせて八重樫の家名を相続させたいと思う。