후리가나로 읽는 일본 고전
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びしょうじょいちばんのり
美少女一番乗り
山本 周五郎
山本 周五郎의 美少女一番乗り(びしょうじょいちばんのり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 73,583자 · 149화면
「あ! 乳母、痛い」
「お奈々さん、早く案内して下され」
病人とは思えぬ恐ろしい力で、おむらは慶太郎をずるずるとひきずりながら戸外へ出た。
どうしようというのか、お奈々には無論のこと慶太郎にもおむらのほんとうの気持はわからなかった。金之助でさえ与右衛門を悲しませぬために内密にしておこうといったものを、おむらはそれを打明けてしまおうとするのであろうか、それとも他に何かわけがあるのであろうか?――慶太郎は何度も振放して逃げようとしたけれど、おむらの手は魔でもついたようにびくともせず、本街道口を西の木戸へと進んで行った。
するとその途中で、陣見廻りと思われる部将の一行とばったり出会ったが、思いがけなく榊原与右衛門であった。
「ああ旦那様」
見るなりおむらは叫んだ。
「お待ち下さいまし、おむらでございます」
「なにおむら?」
与右衛門は立止まって、従者の差出す松火の光ですかし見たが、すぐ慶太郎を認めて、
「――や、そこにいるのは慶太郎ではないか」
「違います、違います旦那様」
おむらは蒼ざめた顔を振仰いでいった。
「慶太郎様は御勇敢に、敵陣を突破して岡崎城へおいで遊ばしました。