후리가나로 읽는 일본 고전
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びしょうじょいちばんのり
美少女一番乗り
山本 周五郎
山本 周五郎의 美少女一番乗り(びしょうじょいちばんのり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 73,583자 · 149화면
七
ここにいるのはわたくしの倅、臆病者の金之助でございます」
「おむら、慶を庇うのか?」
「わたくしは今こそほんとうのことを申し上げます。ここにおりますは、亡き良人茂兵衛とわたくしのあいだに生まれた子でございます、――お聞き下さいませ、お屋敷へ乳母に上がりました時、良人茂兵衛が悪企みいたし、若様と自分の子とを取替えたのでございます」
「なに、子を取替えたというのか」
「茂兵衛は我が子を御旗頭のお世継ぎにしたかったのです。何度諫めてもきかれず、そのうちにはまた折もあろうと、致し方なくわたくしは若様と自分の子とをお取替え申しました、それから今日まで、どんなに苦しい申訳のない月日を送ったことでございましょう。今日は事実を申し上げよう、明日は……そう思っているうちに茂兵衛は病死致しました。証人がいなくなってはなおさら申し上げてもお取上げにはなるまいと、思い患いが重なってとうとう、わたくしも病の床につくようになりました。十何年という長いあいだ、わたくしは絶えず針の筵に坐っているような気持でございました」
七
意外な告白である、慶太郎もお奈々ものけぞるほどに驚いた。しかし与右衛門の心はさらにさらに大きく乱れたのである。