후리가나로 읽는 일본 고전
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びしょうじょいちばんのり
美少女一番乗り
山本 周五郎
山本 周五郎의 美少女一番乗り(びしょうじょいちばんのり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 73,583자 · 149화면
二
お城へ帰るにはまだ早いので、鶴千代は川辺の方へ向かって歩いて行った。すると大手筋を過ぎたところで、
「蒲生どのの若君、どこへおいでなさる」
と呼びかける者があった。振返ってみると、歌の席で南化和尚がひきあわせた、斎藤内蔵助という浪人者である。鶴千代は静かに眼で会釈しながら、
「川辺まで秋の水を見にまいります」
と答えた。内蔵助は頷いて、一緒にお供をしましょうといいながら並んで歩きだした。
二
「あなたはたいそう学問がお出来なさるそうですね。さきほどの歌も美しい出来だし、兵家のお生まれにしては珍しいことだと、実は感服して居りました」
川岸へ来たとき、内蔵助がそういって振返ると、鶴千代はよく澄んだ眸をあげて、
「そうでしょうか」
と静かに反問した。「……兵家に生まれて学問をするのは珍しいことでしょうか。私はそうではないと思いますが、……こんな時世なればこそ、立派な武人になるためには学問をしなければならぬと思うのですが」
「それはむろん大切なことです」
「ながい乱世のいきで、人々はただ兵馬の事しか考えません。強くさえあればよい、勝ちさえすればよい、出来るだけ自分の勢力を拡張して天下に号令しよう。