후리가나로 읽는 일본 고전
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びしょうじょいちばんのり
美少女一番乗り
山本 周五郎
山本 周五郎의 美少女一番乗り(びしょうじょいちばんのり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 73,583자 · 149화면
三
その断崖には巨岩に隠れて大きな岩窟がある、お弓は小走りに、
「五郎、――五郎」
と呼びながら近寄った、――ちょうどその入口に、大きな熊がまるで番犬のような恰好で頑張っていたが、お弓を見るとさも嬉しそうに首を振り振り立って来た。
「まあお利口だこと、ちゃんと番をしていたのね、お客さまは御無事かえ」
「ああ、無事でいます」
岩窟の中から声がした。お弓は身を翻えしてその方へ入って行った。――そこには柔らかい枯草を褥にして、一人の若い武士が足を投出している。
「まあ、起きていらっしゃいましたの」
「気分がいいのでしばらく起きてみました」
「お待ちになったでしょう?」
お弓はその側へ坐って、持って来た包みを手早く解きながら、
「もっと早く来ようと思ったのですけれど、人眼については悪いのでつい遅れてしまいましたわ、――これが巻き木綿、お薬と、それからお握飯」
「それは、――どうも」
「先にお傷の手当てを致しましょうね」
お弓はかいがいしく身を起こした。
三
「家へ御案内すればいいのですけど、摩耶谷は他国の人を嫌いますから、不自由でしょうがどうぞ御辛抱下さいませ、――その代りお傷だけはお弓がきっと治して差上げますわ」