일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

おうがいのけんこうとし

耄碌寸前

森 於菟

森 於菟의 耄碌寸前(おうがいのけんこうとし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 43,925자 · 89화면

아오조라 문고

すっかり憂鬱になった私は、もうこの家を人に貸すのがいやになり、多少の不便不愉快は忍んでも、また立ちぐされになるまでも自分で住もうかと一時は考えたが、すでに大宮に邸宅を設けた後でもあり、家全体の経済上の関係もあって、見る影もなく荒れはてた観潮楼の大修理に私としては莫大の費用をかけた数月の後にはやはりまたこれを貸家にするほかなかった。その後間もなく昭和十一年二月私は台湾に赴任することとなり、観潮楼のためには差配の監督を親戚の法学士西村清介さんに依頼した。最後にこの家に住んだのは下谷辺にある工場の主人とかきいたが、入って三月目に過失で楼は全焼したのであった。それは昭和十二年八月十日で、その夜半当時台北市樺山町の官舎に住んでいた私は電報の声に驚かされた。西村さんから知らせてくれた「センダギノイヘゼンセウ」の電文を見たとき、ハッと思うすぐあとから多年私の心の重荷になっていた家が焼けて何かホッとする気持の起るのを如何ともなし得なかった。ところがその後二日三日と過ぎると、観潮楼の思い出はそれからそれへと湧き起り、四十余年の追憶がからまるのでたやすく消え行くものでないのを知らされた。