일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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らんがくことはじめ

蘭学事始

菊池 寛

菊池 寛의 蘭学事始(らんがくことはじめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,575자 · 31화면

아오조라 문고

七

彼らは、邦人未到の学問の沃土に彼らのみ足を踏み入れ得る欣びで、会集の期日ごとに、児女子の祭見に行く心地にて、夜の明くるのを待ちかねるほどになっていた。

七

玄白が、最初良沢に対して懐いていた軽い反感などは、もう跡形もなかった。彼は良沢の人となりとその篤学に、心から尊敬を払っていた。

が、翻訳の業が進んでいくのに従って、玄白は、だんだん自分の志と良沢のそれとが離れているのに気がついた。

玄白の志は、ターヘルアナトミアを一日も早く翻訳して、治療の実用に立て、世の医家の発明の種にすることだった。彼は、心のうちで思っていた。漢学が日本へ伝来して大成するまでには、数代、数十代の努力を要している。それと同じように、蘭学の大成も、数代を要するに違いないと思っていた。彼は、そうした一代に期しがたい大業を志すよりも、一事一書に志を集めて一代に成就することを期するに如かじと思っていた。五色の糸の乱れしは美しけれども、実用に供することは赤とか黄とかの一色に決し、ほかは皆切り捨つるに如かずと思っていた。

従って、彼は、ターヘルアナトミアの翻訳に余念もなかった。彼は一日会して解し得るところは、家に帰ってただちに翻訳した。