일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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らんがくことはじめ

蘭学事始

菊池 寛

菊池 寛의 蘭学事始(らんがくことはじめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,575자 · 31화면

아오조라 문고

四

ことに良沢の前で――いつもそれとなく気圧されているように思う良沢の前で、ターヘルアナトミアを開いて見せる自分の心持を考えてみた。

彼は、やっぱり良沢を呼んで、いいことをしたと思った。

四

三月四日の朝、玄白は寅の二つに近い頃、新大橋の藩邸を出て、浅草橋から蔵前を通って、広小路に出て、馬道から山谷町の出口の茶屋に着いたのは、春の引き明けの薄紫の空に、浅草寺の明け六つの鐘が、こうこうと鳴り渡っている頃であった。

茶屋の座敷に上って見ると、もう玄適と良沢とが、朝寒の部屋に火鉢を囲いながら向い合っていた。

麹町平河町に住んでいる良沢が、自分より先へ来ているのを見ると、玄白は心中少なからずおどろかずにはおられなかった。

良沢は、玄白が入ってくるのを見ると、いつになく丁寧に会釈した。

「杉田氏! 昨夜は、貴所の肝煎りで使いを下さったそうで、ありがたく存じおる。お陰で、かような会いがたき企てに与り申して、大慶に存じおるところでござる」

そう、真正面から感謝されると、玄白は自分の今までの良沢に対する心持を、心のうちでやや恥しく思わずにはおられなかった。

玄適が、横から口を挟んだ。