후리가나로 읽는 일본 고전
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らんがくことはじめ
蘭学事始
菊池 寛
菊池 寛의 蘭学事始(らんがくことはじめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,575자 · 31화면
五
これはマーグと申し胃でござる。これはミルトと申し脾でござる。医経に申す、五臓六腑、肺の六葉、両耳肝の左三葉、右四葉などの説とは、似ても似ぬことでござる。今日こそ、漢説が正しいか、オランダの絵図が正しいか、試すべき時期でござる」
良沢の顔は、究理に対する興奮で輝いていた。玄白も、良沢の高朗な熱烈な気持に接していると、自分の心のうちの妙なこだわりなどは、いつの間にか忘れていた。
五
やがて、六人は打ち連れて、観臓の場所へ行った。
刑場の一部に、蓆をもって粗末な仮小屋が設けられていた。手医師の何某が、三人の小吏と、二人の与力と一緒に待っていた。
死体は、案のごとく、首だけは梟木の上にかけられている老婆のそれであった。老婆は青茶婆といって、幾人となく貰い子を殺した大罪の女であった。若い時、艶名をうたわれたといわれるだけに、五十を越しているというにもかかわらず、白い肥肉の身体には、まだ少しの皺も見えなかった。
刀を執る者は、虎松という九十に近い小吏だった。刑死人の死体の脂肪がにじみ出ているのではあるまいかと思われるような、赤黒い皮膚をした健やかな老人であった。