후리가나로 읽는 일본 고전
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そらとぶあくま
酒井嘉七探偵小説選 〔論創ミステリ叢書34〕
酒井 嘉七
酒井 嘉七의 酒井嘉七探偵小説選 〔論創ミステリ叢書34〕(そらとぶあくま)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,471자 · 28화면
しかし彼の関心はなおもこの部屋にあるらしい。彼は口を開くと、
「失礼ですが、あなたはこの二階を特異なものとお考えになりませんか」
「建築様式の意味ですか」
「そうです。この建物は家というよりも、日本古来の倉の形式を象ってゐますが、民家の倉といえば、外観にしろ、内部の構造にしろ、その様式にはある定った約束があると思います。こんな倉は、このC地方に一つ、いや日本全国を探しても、他にないのではありますまいか」
こういって、彼は私の言葉を待たずに、なおも続けた。
「私の父は倉の二階に住んだことがあると私に話しました。私が聞かされたその倉の特殊性は、私がいまここで見る通りなのです」
「そうすれば総てを綜合して、赤沢荘三郎氏が、かつてはこの二階にお住みになったことがあるということになりますね」
私は冷然と徴笑さえ面に浮べて、彼を見た。
「そうです。しかし、これは別の問題です。これについては、またお願いに上ることがあると思います。」
「承知しました。では今日の御用件を承りましょう」
赤沢の息子はしばし彼の膝の上に視線を落していたが、きッと面を上げると、私を睨みつけるように、