일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(三)酒屋火事

野村 胡堂

野村 胡堂의 銭形平次捕物控(三)酒屋火事(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 146,725자 · 298화면

아오조라 문고

八

ます。念のため、御所持の鍵にて、その上から二番目の抽斗を御調べ遊ばすよう、平に御願い申上げます」

「無礼者、予が自身で隠したと申すのか」

丹之丞はカッとなりました。思わず一刀を大上段に、はしたない見得を切ります。

「何で左様なことを、――ただ、世の中には思い違いと申すことがございます。その御用箪笥の中をお改めの上、そこにも二品がありません時は、私の手落ちに相違ございません。打首なり縛り首なり、御心のままに御成敗を願います」

「己れッ」

丹之丞は振りかぶった刀のやり場に困りました。

「まアまア、それは御無体。石田、貴公も悪いぞ、一体家来のくせに口が過ぎる。御詫をせい――殿には次の間で、盃を改めて御寛ぎ遊ばすよう」

どこからともなく飛出して、振りかぶった丹之丞の刃と、石田清左衛門の間へ入ったのは、念入りの醜男のくせに、軽捷で精力的で、何となく強かさを感じさせる正三郎――丹之丞の遠い従弟という、針目正三郎その人だったのです。

八

「平次、俺はもう武士が厭になった。お前が見透した通り、御墨付と短刀は、やはり主人の用箪笥の中にあったらしい」

長屋へ帰って来ると、石田清左衛門は、いかにもがっかりした様子でした。