일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(三)酒屋火事

野村 胡堂

野村 胡堂의 銭形平次捕物控(三)酒屋火事(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 146,725자 · 298화면

아오조라 문고

五

中は真っ暗ですが、用人石田清左衛門の長屋を探すのはそんなにむつかしい事ではありませんでした。

「八、これからがむつかしいぜ」

「雨戸でも破るんで?」

「シッ」

二人は庭の方から、灯の漏れる部屋へ廻りました。

五

上野の子刻の鐘が、その最後の余韻を闇の中に納めると、石田清左衛門は、かねて用意した席へピタリと坐りました。

二枚の畳を裏返して、白布を敷き詰め、前の経机には、観音経が一巻、その側には、ユラユラと香煙が立上っております。

黙って母家の方を伏し拝むと、心静かに取上げたのは言うまでもなく短刀。蝋塗の鞘を払って、懐紙をキリキリと巻くと、紋服の肌を寛げて、左脇腹へ――。

「待った」

不意にどこからともなく声が掛ります。

石田清左衛門は静かに四方を見廻しましたが、心の迷いと思ったものか、もう一度短刀を取直しました。

「お待ちなさいまし」

縁側の戸が一枚、敷居から外れて闇の中へ落ちると、そこから現れたのは、平次と八五郎。手と足とで飛込むように、呆気に取られる清左衛門の短刀に縋り付いたのです。

「誰じゃ、不躾千万」

静かな最期を妨げられて、取乱したというほどではありませんが、さすがにムッとした様子です。