후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(三)酒屋火事
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(三)酒屋火事(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 146,725자 · 298화면
一と通りの家督争いとか、金が仇の騒動なら、大概底が見えるはずですが、この田代屋の一件ばかりは、まるで私には見当もつきません。旦那様のお智恵を拝借して何とか目鼻だけでもつけとうございます」
「フム、だいぶ変った事件らしいが、平次、お前は本気で見当がつかないというのか」
笹野新三郎は妙に開き直ります。
「ヘエ――そうおっしゃられると、満更考えたことがないではございませんが――、あまり事件が大きくて、私は怖ろしいような気がします」
「それみろ、銭形の平次にこれほどの事が解らぬはずはない。ともかく、思いついただけを言ってみるがよい。お前で解らぬことがあれば、私の考えたことも話してやろう」
「有難うございます。旦那様、それでは、平次の胸にあることを、何もかも申上げてしまいましょう」
「…………」
「あの、田代屋又左衛門というのは、確か、慶安四年(一六五一)の騒ぎに、丸橋忠弥一味の謀叛を訴人して、現米三百俵、銀五十枚の御褒美をお上から頂いた親爺でございましたな」
「その通りだ。それほど知っているお前が、何を迷うことがあるのだ」
「ヘエ――、するとやはり、田代屋一家内の紛紜ではなくて、由井正雪、丸橋忠弥の残党が、田代屋に昔の怨みを酬すためと考えたものでございましょうか」