일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(五)金の鯉

野村 胡堂

野村 胡堂의 銭形平次捕物控(五)金の鯉(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 136,062자 · 276화면

아오조라 문고

「伊勢屋を突いたのは、水中の働きに違いないが、この人数の中で頭の毛の濡れた人間は一人もない、――ところが――」

皆んなの眼は良海尼のよく剃り丸めた、碧空のような頭に膠着しました。

「もう一つ、これは黙っているつもりでしたが、裏口の盥の中に、濡れた腰衣と、白無垢と、襦袢とがありましたよ」

「隠す気もなく隠したのでしょう、――私はまだ悟り切れない――でも、どなたか罪に落ちそうになれば、名乗って出るつもりでした」

良海尼は静かに言うのです。

「庵主さんは、松風ですか、村雨ですか」

と平次。

「妹は、恋い焦がれ、怨み疲れて死にましたよ。五年前の、――九月、ちょうど今日」

「で、あと一つだけ、聞きたいことは、あの鯉のことですが――」

平次は何となく、この尼だけは下手人扱いにする気がなかった様子です。

「悪性男は、――江戸一番の分限と言いふらして、金無垢の鯉で私の父親をたぶらかしました。あれがその時の金無垢の鯉ですよ、――銅に薄く金を着せたとは田舎者の眼が届きません」

「…………」

「妹が死ぬと、父親も怨み死にに死にました。銅の鯉を餌に、娘を二人まで捨ててしまったのですもの――、その間に、私ばかりは永らえて、はるばる江戸へ来たのは、あの悪性男に思い知らせるため、――そのうち師の御坊の教えで、次第に昔の怨みも薄れ、心は一日ごとに澄み