후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(五)金の鯉
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(五)金の鯉(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 136,062자 · 276화면
そうでもしなければ、飛出して大川へ飛込んだかもわかりません。
平次とガラッ八はその騒ぎの中へ着いたのでした。
一埒を聴いて、川から引揚げた千両箱を見せて貰って、その角の壊れを丁寧に調べると、今度はまだ大黒屋に居る本道に逢い、福三郎は心の病(心臓病)があって、持薬を飲んでいた事、――二三日前二日分の粉薬をやったから、まだ一二服、残っているだろうという事――等を聞きました。
福三郎の荷物や手廻りの品を調べましたが、薬などは一と包もありません。
「お徳さん、気の毒なことになったな、――福三郎は正次郎を殺して、自分の心にとがめて死んだんだろう。諦めるがよい、お前が泣いてやっても、その心掛けじゃあまり功徳になるまい」
平次はそう言いながら、お徳を抱き起しましたが、
「あッ」
身を揉む懐中へ、手を入れて、何やら紙に包んだものを引出しました。
「やはり持っていたのか、――心の病の薬とすり替えた岩見銀山が二た包、一つはお前の留守中に、福三郎が飲んだはずだ」
「違う違う、――それは私の癪の薬」
お徳は必死とあらがいます。
「いや、今医者に見て貰うから、癪の薬か岩見銀山か、すぐ判るよ、――可哀相に福三郎は、恋仲のお前に殺されると知らず、お前を庇いながら死んで行った」