후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(六)結納の行方
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(六)結納の行方(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 142,597자 · 289화면
「処刑に上がる前に、所名前が知れるが、――そうすると、初代勘兵衛が江戸に居た事になる。構わないだろうか、師匠」
「えッ」
「二代目一刀斎勘兵衛の彫物は、みんな初代勘兵衛が代作してやったという事が判ったら、死んだお前さんの倅の名はまる潰れだぜ」
「親分」
「悪い事は言わない、師匠、お倉をつれて、どこか江戸の岡っ引の手が届かないところへ行って貰いましょうか。親の敵討が許されるものなら、倅の敵討だって許されないという理窟はあるまい」
「…………」
「世間へはこう言い触らそう、――二代目勘兵衛は又六が殺した、又六は、又六は――あの普賢菩薩の尊像を二代目勘兵衛から奪って、下品な色などをつけて見世物にした罰で、形の見えぬ鬼神に殺された、――死んだ二代目勘兵衛の鑿で刺されたのは、因果というものだろう――と」
「親分」
「サア、ここに居ると何かと面倒だ。一刻も早く私の目に見えないところへ姿を隠して貰おうか」
平次は立ち上がると、半紙に捻った小判で一二枚、お倉の手にそっと握らせて、次の間へサッと引上げます。
「親分、恐れ入ったよ」
そこにはガラッ八の八五郎が、お静と二人、唐紙に凭れるように泣いているのでした。