후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(六)結納の行方
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(六)結納の行方(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 142,597자 · 289화면
その頃の社会部は、小姑沢山で随分悩まされたが、幸いにして部員に後の大阪放送部長煙山二郎君などがおり、素人の私が友人たちの後援でどうやら責を果たしていたわけである。申し遅れたが、私の入っていた新聞は、報知新聞の前身で、当時は東洋第一と謳った時代であり、社内の空気も覇気満々ではあったが、相当に六つかしいものであった。
鈴木茂三郎君が入社してきたのは、その翌年あたりのように記憶している。早稲田大学出の颯爽たる青年で、眼鏡をかけて、茶色の背広を着た、ニコニコした青年を、私は今でもはっきり記憶している。四十年前の若い記者を、こうまで明瞭に記憶しているということは、鈴木茂三郎君には若い時から、なんか特色的なものがあったためかもしれない。
今の委員長鈴木茂三郎君が、慷慨激越に演説をすると、ラジオで聴いても、その武者振りはなかなかに凄まじい。だが当人としては六十幾歳の今日、老政治家となった風格のうちに言うに言われぬ、青年らしさがあり、政治家としての愛嬌と魅力はまさに満点である。そういっては済まないが、私が見来たった五十年の間の政治家も少なくないが、鈴木茂三郎君ほどの親しめる人は少ないと思う。