후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(六)結納の行方
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(六)結納の行方(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 142,597자 · 289화면
「それは大変、だいぶ、奥行きのありそうな話で、ここからさして利くような智恵を持っている柄じゃねえ、こうしようじゃないか、お品さん、これからお前さんと一緒に行って、ともかく、その現場を一と通り見せて貰って、何事もそれからという事にしようじゃないか」
「そうして下されば、親分」
「まア、拝まなくたってよかろう、お品さん、力になるのも、なられるのも、お互の事だ――お静、支度をしてくれ、今晩は帰らないかも知れないから、ガラッ八の野郎が来たら石原の兄哥の家へ来るようにって言っておくれ」
平次は気さくに立ち上がりました。
それから本所まで、暑い時分で、尻を端折って駆け出すわけにも行かず、町駕籠を飛ばして、行き着いたのは、かれこれ昼頃。真っ直ぐにお勢の家まで行くと、路地の外は黒山の人だかりですが、幸か不幸か、まだ検屍の役人は来ておりません。
「寄るな寄るな、見世物じゃねえぞ」
町役人と、利助の子分とが堅めて野次馬を追っ払ってる中へ、二挺の駕籠は、二匹の蜻蛉のようにピタリと着きました。
「あ、お品さん、お帰んなさい」
「神田の親分も、いらっしゃいまし」
子分達は道を開けて通します。