일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(十五)茶碗割り

野村 胡堂

野村 胡堂의 銭形平次捕物控(十五)茶碗割り(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 109,804자 · 225화면

아오조라 문고

銭形平次捕物控

一

一

金座、銀座、銭座、朱座と並んで、江戸幕府の大事な機構の一つに、秤座というのがありました。天正の頃、守随兵三郎なる者甲府から江戸に入って、関東八州の権衡を掌り、のち徳川家康の御朱印を頂いて東日本三十三ヶ国の秤の管理専売を一手に掌握し、西日本三十三ヶ国の秤の司なる京都の神善四郎と並んで、互に侵すことなく六十余州の権衡を管轄しました。

万治三年京の神善四郎、江戸の守随家と争って敗れ、その権利を剥奪されて後は、江戸の秤座――通四丁目の守随彦太郎独り栄えて、全国の秤を掌り、富貴権勢飛ぶ鳥を落す勢いがあったと言われております。

その守随彦太郎の倅――実は彦太郎の甥で、五六年前養子に迎えた兵太郎が、何者とも知れぬ不思議な曲者に、命を狙われているという騒ぎが起りました。

兵太郎はその時二十三、まずは世間並の良い男、才智男前も人様に負けは取らず、少しは付き合いも知っておりますが、世間の噂に上るような馬鹿はせず、どこか抜け目がなくて、人柄がよくて、親父の彦太郎自慢の息子でした。

彦太郎の娘お輝はとって十六、行く行くは兵太郎に嫁合せるつもり、本人同士もその気でおりますが、なにぶんまだお人形の方が面白がる幼々しさを見ると、痛々しいような気がして親たちも祝言も強いられず、いずれ来年にでもなったらと、彦太郎夫婦はそれをもどかしく