일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(十五)茶碗割り

野村 胡堂

野村 胡堂의 銭形平次捕物控(十五)茶碗割り(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 109,804자 · 225화면

아오조라 문고

四

藤井重之進がここへ来たわけが、それでようやく判りました。こう語り終ったお嘉代は、亡夫の望みを果し得なかった腑甲斐なさと、十五年間の爪に灯すような苦心を思い起して、たださめざめと泣くのです。

「それは気の毒だ。――が、まア気を大きく持つがいい。人の運がどこにあるかもわからず、御家人の株を買ったから仕合せになると限ったわけでもあるまい」

平次はそういった生温かい慰めの言葉をくり返す外はありません。

四

「親分変なことになったじゃありませんか」

ガラッ八は涙を横なぐりに拭いて、平次の後を追います。縁側から狭い庭へ降りて、生垣を一と巡り、平次はいつもの流儀で、洩れるところなく四方の情勢を調べるのでした。

「ただの荒物屋のお神さんと思ったのが間違いさ、大した母親だよ。あの心持を聴いたら、大概の道楽息子も眼が覚めるだろう。お前は帰りに番所へ廻って、文次郎にあの話をしてやるがいい。文次郎はまだ知らずにいるんだろう、ただの吝なお袋くらいに思っている様子だ」

「ヘエ――」

「それから、中坂の藤井重之進という御家人もついでに調べておこうじゃないか、下っ引を二三人駆り出して、暮し向きから金の出所、近頃の様子など、こいつはわけもなく判るだろう」