후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(十五)茶碗割り
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(十五)茶碗割り(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 109,804자 · 225화면
――金右衛門はときどき自分で死ぬ気になることがあったんだ。金右衛門はそれが怖くて、刃物や紐類を身近に置かなかったんだ」
「すると」
「長押に扱帯をかけて首を吊ったのさ――よく見ると長押は扱帯で擦れた跡があったよ。――が、扱帯が弱いのですぐ切れた。金右衛門は下へドタリと落ちるはずみに、弱っていた心の臓を破ったんだ(心臓破裂)、それっきりさ。死骸の喉の跡が薄かったのも首の伸びていないのもそのためだ」
「切れた扱帯はどうしたんです、親分」
「翌る朝あの部屋へ一番先に入った下女のお石が隠したのさ。見覚えのあるお嬢さんのお喜多の扱帯で主人が絞め殺されていると思い込んだんだ。何が何でも、こいつは隠さなきゃなるまいと思った」
「力松や文次郎が縛られて黙っていたのは?」
「二人とも万に一つ処刑になるような事はあるまいと高をくくったのさ。あのお石という女は妙に行届いた女だよ。もっともお喜多と逢引する文次郎が憎かったのかも知れない――若い女の心持は、俺達には謎だよ」
「するとどうしたものでしょう」
「放っておくがいい。お石じゃないが力松と文次郎はもう帰るだろう。帰らなきゃ明日にでも八丁堀へ行ってやろう。