후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(十四)雛の別れ
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(十四)雛の別れ(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 114,139자 · 233화면
翌る日か、遅くて三日目くらいには、誰かが見付けます。簪が火鉢の灰の中に突っ立っていたり、擂粉木が仏壇の中にあったり、徳利が水甕の中に沈んでいたり」
「みんな出て来るのか」
「中には二つ三つ出て来ないものもありますが、大概はつまらないもので、出なくたって大した不自由はしません」
「いつ頃からそんなことが始まったんだ」
「大旦那が亡くなって間もなくでしたよ」
「フーム」
「大旦那が亡くなった後で、支配人の半九郎さんが、有金や証文を調べるとおっしゃって、家中から倉の中まで調べました。その後まもなく変な泥棒が始まったんです」
「誰かの悪戯かな」
「悪戯にしては念が入りすぎます。――もっともさいしょは鼠かと思いましたが、鼠は鉄瓶の蓋を抽斗の中へなんか入れません」
「フーム、面白いな」
「ちっとも面白くはありませんよ」
この悪戯者には、与七も、ひどく腹を立てている様子です。
「で、その中でとうとう出なかったのは何と何だ」
平次の注意は細かく動きます。
「お文さんの櫛と、用箪笥の小抽斗の鍵が一つと、お今さんの足袋が片っぽと、――もっともこれはお文さんから新しいのを貰ったようですから諦めが付くが、私の紙入は出て来ません」