일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(十四)雛の別れ

野村 胡堂

野村 胡堂의 銭形平次捕物控(十四)雛の別れ(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 114,139자 · 233화면

아오조라 문고

七

七

「聴いて下さい。銭形の親分さん」

馬吉は涙の中から言うのです。

飯田町の伏見屋伝七が死んだのは、噂の通り縊死。溝口屋鐘五郎の悪辣な奸策に乗せられて、一つ一つ出入り大名の屋敷を縮尻り、最後にのっ引ならぬ窮境に追い込まれて、自分の命を縮めたのでした。

子分たちはチリヂリバラバラ、中には敵の溝口屋に入ってヌケヌケと押し歩く六助、勘次のようなのもあります。伏見屋の倅伝之助が、駒込の知辺に患っているのに、近ごろは誰も見舞ってやる者さえなく、その中で足の悪い春松と臆病者の馬吉だけは、感心に昔の恩を忘れず溝口屋の栄えを歯噛みして口惜しがっていたのでした。

が、足の悪い者と臆病者の悲しさ、二人の力では、出入りの厳重な溝口屋に、一と太刀恨むすべもなく、馬吉は溝口屋の裏に住んで、敵の様子を狙いながら、足掛け三年の長い月日を、仕返しの工夫と、その時節到来を待って、空しい憤怒の日を送っていたのです。

鐘五郎が誕生日を祝った日、それはちょうど伏見屋伝七の三回忌で、是が非でも思い立たなければならなかったのでした。春松をつれて来て一と晩自分の代りに尺八を吹かせ、それを現場不在証明に、宵から、溝口屋の奥に潜んだ馬吉は、臆病者の一生懸命さで、どうやらこうやら目的を遂げました。