일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ながさきのかね

長崎の鐘

永井 隆

永井 隆의 長崎の鐘(ながさきのかね)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 65,109자 · 131화면

아오조라 문고

「ああ撮影室が燃える」「治療器械もさようならか」患者の救出に時間をとられて、ついに器械と標本を取り出すことができなかった。私たちの日々の知識の糧であった文献も、学術進歩の記念だった標本も、わが子のように、わが腕のごとく愛し親しんだもろもろの器械も、今すべて赤い炎と変わって天に昇ってゆく。すべての希望、かずかずの思い出が今この目の前に黒い煙となって消えてゆく。私たちはただ茫然とそれを見つめて立っていた。火勢はいよいよ猛烈で、ついにフィルム倉庫に引火したとみえ、どす黒い煙と炎とがどっと吹き出し、どうどうと炎が鳴り始めた。私は膝の力が抜けるのを感じ、「おしまいだ」と呟くと、ぐたぐたと畑の上にへたばった。婦長さんをはじめ看護婦たちが、しくしく泣き出した。

大学は完全に一塊の火となった。今は最後である。大学長角尾教授はあのとおり重傷である。病院長内藤教授の姿をみかけた者はいないから、おそらくは病院と運命を共にされたのであろう。連絡学生の報告では、元気なのは古尾野、調両教授のみ。他はほとんど皆姿を見ず、ただ北村、長谷川両教授が血塗れになって医員から助けられつつ、裏の山へ登られたのを見かけたのみだという。