일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ずいひつ しんへいけ

随筆 新平家

吉川 英治

吉川 英治의 随筆 新平家(ずいひつ しんへいけ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 213,575자 · 424화면

아오조라 문고

――盛者必衰ノ理、とそれを歌った古人の世界観が現代にもあてはまるかどうかしらないが、個人にものがれえない死があるから、平家滅亡の史詩にもやはり今の私たちにつながっている何かはあろう。

方丈記を読み直してみた。そして養和、寿永の飢饉の状を書いたあの一章を噛みしめてみると、平家を仆したのは、数年にわたる悪天候と全国の飢饉であったといえなくもない。筆者の鴨長明は、その時代を生きて通った人間の一人であるから、まちがいのないことであろう。仁和寺の一僧が、洛内を歩いて数えた餓死者だけでも、四万二千三百余に及んだというのは、現代人には、想像もできない率である。

そういう洛内を足もとにおいて、外部からの侵略者といやでも戦わねばならなかったところに、平家の宿命と脆さもあり“一門都落ち”のあわただしさも余儀なくされたものと思われる。

凶作の天地も、もともと、野性にとむ木曾勢の生態にとっては、さして困難ではなかったろう。彼らには仏教の垢も貴族臭い贅も身に知ってはいないから、粗食に驚かなかったろうし、牛でも馬でも、食える物はなんでも食べたにちがいない。兵といえど、都人には、それができなかったろうと思われる。