일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せいねんのしさくのために

青年の思索のために

下村 湖人

下村 湖人의 青年の思索のために(せいねんのしさくのために)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 102,550자 · 203화면

아오조라 문고

偉人と理想

つまり「散歩はその一歩一歩に大きな意味がある。同様に、人生も現在の一瞬一瞬、一日一日が大切で、充実した一瞬一瞬、充実した一日一日のつながりが充実した一生になる。」という意味なのであります。むろん、一生をどうすごすかということをたえず考えていることも大切ではあります。しかし、現在の一瞬、今日の一日を充実させることを怠って、漫然と一生のことばかり考えていても、真に意義ある人生は送れません。いつ死んでもいいという覚悟で、現在与えられている任務に渾身の努力を払い、ちょうど牛若丸が一粒一粒のご飯粒を完全なのりにねり上げたように、その任務を完全に果して行くことが大切であります。茶道に「一期一会」という言葉があり、論語に、「朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり」とありますのも、おそらくこの気持に通ずるものがあるでありましょう。

偉人と理想

古来の偉人の中には、若いころから大理想を抱いていた人もありましょうが、大ていは、たとえ小さくとも、現在果さなければならない仕事を完全に果すことを理想とし、つぎつぎに新しい大きな理想を生み出して行った人のようであります。福沢諭吉翁なども、決して最初から明治の先覚者として新文明の指導者になろうなどという大理想を抱いていたのではなく、「福翁自伝」