후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
まじゅつし
魔術師
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 魔術師(まじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,264자 · 280화면
「この船には蛇がいますね、賊が飼っていたのでしょうか」
それを聞くと、明智の顔色が、サッと変った。
「エ、何ですって。あなたはその蛇を、ごらんになったですか」
その声が、余り頓狂だったので、今度は警部の方で、びっくりした。
「見ました。小さいけれど、何だか毒蛇みたいな、いやな恰好をしていました」
「どこで? どこで見たのです」
「アア、そうそう。さっき、この部屋から這い出して来るところを見たのですよ。だが、あなたは、なぜそんなにびっくりなさるのです」
「僕は幻を見たのだと思っていました。だが、あなたの目にも映ったとすると、幻ではない。一体そいつはどちらへ行ったのです」
警部が、船室の外を曲って見えなくなった由を答えると、明智はセカセカとその方へ歩いて行って、隅々を探し廻ったが、あの蛇が今時分までその辺にいる筈はない。
彼は空しく引返して来て、彼らしくもない恐怖の表情を浮べながら、妙なことを云い出した。
「奥村源造の死にざまは、さっきもお話した通り、目も当てられぬ無残なものでした。あいつは恐ろしい執念に我れと我が身を苦しめて、ゾッとする様な呪の言葉を叫びつづけながら、悶え死に死んでしまったのです。